***なぜ、小さな7坪ハウスを建てようと思ったのか。その理由はコチラの記事をご覧ください。
7坪ハウスが完成してから2年後、なんとかの有名な長寿番組「渡辺篤史の建もの探訪」から撮影依頼がきた。
テレビ局の方々が7坪ハウスに来る
素敵な家を建ててもらったのは事実だけど、まさかあの建もの探訪にウチが出るなんて! と依頼だけですでに興奮状態。
最初にテレビ局の方が、下見+打ち合わせのために7坪ハウスにやってきたのは2014年6月下旬のことだ。プロデューサーやカメラマンなど、結構な人数でやってきた。
ひと通り家の中を見ていただき(なにせ狭いのであっという間に終わる)、その後インタビューを受ける。
打ち合わせに渡辺さんはこない。
事前に知らせれていたスケジュールは、下見+打ち合わせの1週間〜1か月の間に撮影、さらにその1〜3か月後に放送というものだった。
7坪ハウスの場合、下見+打ち合わせの10日後に撮影、9月末頃放送予定とのこと。
撮影当日のスケジュールはこんな感じ
9:00・・・スタッフのみなさんが7坪ハウスに集合 9:30〜11:00・・・ほぼノンストップで渡辺さんが7坪ハウスを紹介するシーンを撮影 11:00〜12:00・・・お昼休憩 12:00〜17:00・・・建もののみの撮影と生活シーンの撮影
9:00にスタッフのみなさんがやってきたけど、渡辺さんはいない。
スタッフのみなさんはもちろん、私もお風呂の水をはったり、スタッフの方にマイクをつけていただいたりと準備を開始。
さすが長寿番組。渡辺篤史さんってすごい!
そんなことをしているうちに、9:30頃、渡辺さんの車が到着したというアナウンスが。
「いよいよ、渡辺さんと打ち合わせだ」と緊張していると、突然スタッフの「では、カメラ回します」という声。えっ、打ち合わせなし???
テレビで見ていた住人と渡辺さんの「はじめまして」のご挨拶は、本当にはじめましてだったんだ! と驚きながらのスタートだった。
渡辺さんはテレビで見ていた通りの方だった。物腰がとても柔らかく、カメラが回っていないときも話しかけてくださったり、すぐに私の緊張は和らいだ。
「渡辺篤史の建もの探訪」のファンとして、わかってはいたことだけど、渡辺さんは建もののよいところを見つける天才だ。
つまり、それは「そんなところにまで気づいてくれるなんて〜」と、住人を喜ばす天才でもあるということ。特に、7坪ハウス自慢が趣味の私としては、本当に楽しい撮影だった。
また、椅子にとても詳しい渡辺さん。「スパニッシュチェア」にもすぐに反応してくださった。
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さらに、「すごいなー」と感心してしまったのが、番組の最後に渡辺さんが語る「訪問した建もの」についての感想。
これは毎回1分間のコメントと決まっているらしいが、たいした時間もかけずにその場で渡辺さんが考えて撮影が始まる。
しかも最初からほぼ完璧に1分に収めている。1分という時間の感覚がボクサー並みに身についているのだ。
「渡辺篤史の建もの探訪」が結ぶ出会い
放送が早朝の4時とか5時になってから(関東地方の放送時間)、私自身はすっかりご無沙汰してしまっていたけど、「渡辺篤史の建もの探訪」には根強いファンが多い。
「建もの探訪を見ました」と、お店に来てくださるお客さんが多いことで改めて実感した。放送から5年経った現在もである。
しかも、録画して何度見ているとおっしゃる方が多いことに、さらに驚く。
「渡辺篤史の建もの探訪」は現在進行形で7坪ハウス、Fikaとお客さんを結びつけてくれる大きな存在だ。