テーブルの上に、かわいいお花がたくさん咲いた、あんフラワーケーキのワークショップ。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
講師・金森さんこだわりのあんクリーム
あんフラワーケーキの主役は「白あん」。これをクリーム状に練って、きれいな花を絞ります。
金森さんの作る「あんクリーム」は、こし生あんにスキムミルクを混ぜるオリジナル。バターを混ぜるレシピなどもありますが、 金森さん曰く「あんこにバターをのせる組み合わせは私も好きですが、練り込んでしまうと豆の味がなくなってしまう」のだそう。
ヘルシーで体によいものを提供したいという思いもあって、できるかぎりバターや生クリーム、小麦粉を使わない「あんフラワーケーキ」を目指していた結果、たどり着いたのが、スキムミルクでした。
生あんとスキムミルクの配合を含め、試行錯誤の末に完成したのが、滑らかで絞りやすく、かつ美味しいあんクリーム。
さらには、土台として使うスポンジとあわせたときに美味くなるように、甘さ控えめでスキムミルクで調整しています。あんクリームだけでなく、スポンジにもバターや小麦粉を使わないというこだわりようです。
あんフラワーケーキを作る際に使う道具はいくつかありますが、特別な道具は次の2つ。
- フラワーネイル
- フラワーリフター
フラワーネイルは軸部分を手で持ち、くるりと回しながら平らな部分に花を絞り出すもので、フラワーリフターはネイルから絞ったあんフラワーをはずしたり、土台のスポンジにあんフラワーを飾ったり、あんフラワーを移動させるときに使う道具です。
きれいなお花づくりのコツは2つ!
まずは金森さんのデモンストレーションを見ながら、コツを覚えます。
きれいなお花を絞るためのポイントは2つ。
- 絞り袋にあんクリームを入れすぎない
- 絞り手は動かさずに、ネイルを動かす
絞り袋に入れるあんクリームの量は、手のひらで握れるくらいにの量にします。生クリームとは違い、ちょっとかためなので、絞るのに圧が必要だからです。
そしてもうひとつ、絞り袋を持った手は動かさず、ネイルを動かすこと。
どんどん上達していくフラワー絞り
早速、お花絞りのスタートです。
まずは色のついていない、白いあんクリームから。みなさん、最初はコツがつかめずに苦戦しておりました。
フラワーネイルではなく、絞り袋を動かしてしまう方が多く、そうなると中心がずれて、中央に穴があいてしまいます。
また、絞り袋のあんクリームを押し出すスピードとフラワーネイルを回すスピードのバランスが悪いと、花びらが分厚くなってしまったり、ふちがギザギザになってしまうそうです。
白で練習をしてから、違う色にも挑戦。
今回、色づくりは講師の金森さんがやってくださいました。着色はすべて自然由来のものを使用しています。
例えば、緑=抹茶、ピンク=ビーツ、黄色=くちなし、レンジ=クチナシ+紅麹、水色=バタフライピー(ハーブ)など。
みなさん、数をこなすごとに、どんどん上手になってきます。
お花を絞ったら、次は花芯をつけます。
いよいよ、終盤です。フラワーをカップケーキにのせていきます。せっかくきれいにできたお花を落として潰さないように、慎重に作業を進めます。
最後は、お花の間を埋めるように葉っぱを絞ります。この作業、かなり楽しいそうです^^
完成しました!
途中、夢中になりすぎて肩に力が入ってしまったり、無口になったり、とても集中して作業を進めていたみなさん。「疲れたけど、心地いい疲れです!」とおっしゃっていました^^
お疲れさまでした!
講師・金森麻希湖さんおすすめの「あんこ」
あんフラワーケーキに欠かせない材料は、もちろん白あん。講師の金森さんおすすめのあんこは、東京都板橋区にある創業60年(1959年)の老舗「木下製餡(キノアン)」さんです。ぜひ、ご賞味を^^