もうすぐアドベント(Advent)がスタート! スウェーデン流・クリスマスまでの楽しみ方

11月23日(土)は、スウェーデン文化に触れるワークショップ「クリスマスを待つアドベント(Advent)Fika」を開催しました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました! 
今回は講師・見瀬理恵子さんによるスウェーデンのアドベントのお話を中心にお届けします^^

スウェーデンのアドベントに欠かせない「アドベントキャンドル」と「アドベントスター」(Adventsstjärna/アドベンツシェーナ)

今年のアドベント(クリスマスまでの準備期間)のスタートは12月1日(クリスマスの4週間前の日曜日)。
スウェーデンでは、この日からクリスマスに向けての準備が始まります。クリスマスの飾りつけは、「フォシュタ・アドベント(Första advent)/第1週目のアドベント)に行なうのが習わしです。

クリスマスの飾りはたくさんあるけれど、絶対に欠かせないアイテムが「アドベントキャンドル」と「アドベントスター」(Adventsstjärna/アドベンツシェーナ)です。

アドベントキャンドル用のキャンドルスタンドは既成品なのかと思いきや、手作りすると聞き、ちょっとびっくりしました。
もちろん、既成のスタンドを使う人もいますが、陶器や缶、木をくり抜いた入れものなどに、本物のもみの木や松ぼっくりなどを飾って、毎年手作りする人も多いのだとか。

見瀬さんも毎年手作りしているそうです。今年は例年よりちょっと早く作ってくださり、ワークショップに持ってきてくれました! 真っ赤な器に真っ赤なろうそく、飾りのリンゴも真っ赤で、「ザ・クリスマス」という感じです^^
見瀬さん曰く「クリスマスのイベントカラーは、やはり赤。クリスマス期間中はクリスマス飾りだけでなく、部屋中のインテリアを真っ赤にする人もいます」とのこと。

普段からろうそくを灯す文化が根づいているスウェーデンですが、とくにクリスマス期間中は、家々の窓辺には山形のろうそくが灯り、街ゆく人々を楽しませてくれます。

そして、もうひとつの必須アイテム「アドベントスター」(Adventsstjärna/アドベンツシェーナ)。材質は紙や白樺などいろいろ。中には電球を入れて、明かりを灯します。

見瀬さんがお持ちくださったのは、なんと50年前に作られたという紙製のアドベントスター。スウェーデン人の旦那さまの家で飾られていたものを受け継いだそうです。さすが、古いものを大切に使うスウェーデンですね^^

そのほかのアドベント&クリスマス飾り

そのほかにもクリスマス飾りはたくさんあります。ちなみに、ツリーはフォシュタ・アドベントではなく、クリスマスの1週間前からイブ前日までに飾るのが一般的。そして、年が明けるまで飾っておきます。

今回、見瀬さんが準備してくださったのは、麦わらで作ったヤギの形をした「ユールボック(Julbock)」。これもスウェーデン独特のクリスマス飾りですが、昔はトナカイではなく、ヤギがソリをひいていたという言い伝えがあるのだとか。

こんなかわいいサンタさんの飾りも! これらは見瀬さんの手作り。1年先ではありますが、来年のアドベントワークショップでは、「クリスマス飾りづくり」を予定しています^^

ポマンダーも忘れてはいけないクリスマス飾りです。ポマンダーとはオレンジにクローブをさしてリボンをかけた飾りのこと。スウェーデンの人々は、柑橘系のさわやかな香りとクローブのスパイシーな香りをかぐと、「もうすぐクリスマス」ということを実感するそうです。

最近では日本でもお子さんにプレゼントする人が増えているようですが、アドベトカレンダーも重要。12月1日から24日まで、ひとつずつプレゼント(お菓子)を開けていきます。

これもアドベントキャンドル同様、既製品ではなく手作りする人が多いのだとか。形も素材もさまざま。今年はスウェーデンのアドベントカレンダーをお手本に、オリジナルのアドベントカレンダーを作ってみるのも楽しそうですね。

見瀬さんが持ってきてくださったのは、大人用のアドベントカレンダー。お菓子はついておらず、アドベント期間中に準備することが書いてあるそうです。

アドベント期間中のイベント

アドベント期間中には、ジンジャークッキーの日(12月9日)やルシア祭(12月13日)などがあり、「Pepparkakshus展」というジンジャークッキーで作った「お菓子の家」の展示会も毎年開催されています。
スウェーデンの人々は、こうしたイベントを楽しみながら、クリスマス当日が来るのを待つのです。

アドベントFikaのお菓子とグロッグ

今回のワークショップ「クリスマスを待つアドベント(Advent)Fika」で楽しんでいただいたのは、これまで紹介してきた飾りつけはもちろん、この時期に食べられるお菓子や飲みもの。

お菓子は、告知でも書いた「ジンジャーケーキ」(ミュークペッパルカーカ/Mjuk pepparkaka)」と「ジンジャークッキー」(ペッパルカーカ/Pepparkaka)だけでなく、「サフランパン」と「クネッケ」(Knäck/ソフトキャラメル)も準備してくださいました。

ジンジャークッキーにはブルーチーズとドライイチジクをのせて食べるのがスウェーデン流。これがびっくりするくらいおいしくて、何枚も食べてしまいました。ご参加くださったみなさんにも好評でした^^

そして飲みものは、クリスマス時期に飲まれる「グロッグ(Glögg)」。グロッグとは、ワインにスパイスや果物、砂糖を加えて温めたホットワインです。飲む直前に、レーズンと皮をむいたアーモンドを加えます。

通常は赤ワインにオレンジとスパイス類で作りますが、今回は白ワインにゆずとスパイス。個人的には、赤ワインよりも飲みやすくて、とてもおいしかったです^^

スウェーデンのホットワインの老舗ブランド「BLOSSA(ブロッサ)」からは、毎年「今年のグロッグ」が発売されます。毎回テーマがあり、今年は「ハワイ」だそうです。テーマに合わせた瓶のデザインも、集めたくなるセンスのよさ。

クリスマスの風景 in Sweden

最後に、クリスマス一色になったスウェーデンの街並みをお楽しみください^^

*「God Jul」=「メリークリスマス」

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12月14日(土)12:00より、「スウェーデンのクリスマスにご招待」を開催します。お菓子だけでなく、スウェーデンのクリスマス料理「手作りハム」や「ヤンソンさんの誘惑(アンチョビ入りポテトグラタン」、「ミートボール」などを準備してお待ちしております。