9月28日(土)は「シナモンロールでFika」でした。

開催日: 2019年9月28日カテゴリー:

10月4日はスウェーデン人のソールフード「シナモンロールの日」(Kanelbullens dag/カネールブッレンス・ダーグ)。いつもに増して、Fikaでシナモンロールを食べる人が増える日です。
この日に先がけて、9月28日はワークショップ「シナモンロールでFika」でした。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

スウェーデンはシナモンロール発祥の地

1920年頃にスウェーデンで誕生したといわれるシナモンロール。第一次世界大戦が終わり、流通が再開したことで、小麦粉やバター、シナモンなどが入手できるようになった、100年前のことです。

ただ、当時はまだ物流量も少なく、材料が高価だったため、シナモンロールが食べられるのは富裕層のみであり、場所もカフェやベーカリーに限られていました。
一般家庭でも食べられるようになったのは、1950年代に入ってから。専業主婦が多かった時代、シナモンロールは家庭で焼くのが一般的でした。

1999年に「シナモンロールの日」が誕生

スウェーデン人のソールフードと言っても過言ではないシナモンロールは、日々のFikaでもよく食べられているお菓子ですが、一年でもっとも消費量が上がるのが10月4日の「シナモンロールの日」です。

シナモンロールの日に先がけて開催した「シナモンロールでFika」のワークショップでも、講師の見瀬理恵子さんより、シナモンロールの日のお話がありました。

「シナモンロールの日」ができたのは、1999 年のことです。「Hembakningsrådet/ヘムバークニングスローデッド」というホームベーキング協会(家庭でのパン焼き推奨機関)が、創立40周年を記念して制定したそうです。

そのHembakningsrådet の会長がこの方。「シナモンロールの日」の様子です。ユーモアがあって、とてもキュートですね^^

また、シナモンロールの形を競うコンテストも毎年開催されているそうです。昨年のベスト3作品がこちら。上が大人部門で下が子供部門。

【大人部門 】
1位:かえでの葉っぱに包んで焼いた、秋の味覚を表現
2位:お花をイメージ
3位:かたつむり
【子供の部門】
1位:パーティーのFikaをイメージした木
2位:りんご
3位:くるくるのお花

スウェーデンのほとんどの会社にはFikaルームがあり、コーヒーや甘いお菓子が常備してありますが、10月4日はわざわざ会社で特別にパン屋さんにシナモンロールを注文するのだとか。
みなさんも「Kanelbullens dag」には、ぜひシナモンロールをおともにFikaを楽しんでみてください。

スウェーデン(北欧)のシナモンロールの特徴

シナモンロールに欠かせないスパイスは2つあります。
ひとつは、もちろん「シナモン」。
実は私たちが慣れ親しんでいる「シナモン」は、「カシア」と呼ばれるもので、中国やベトナム、インドネシアで生産されています。本物は「セイロンシナモン」と呼ばれるスリランカ産ですが、入手はなかなか困難なよう。

それは日本もスウェーデンも同じで「カシア」が一般的ですが、なぜか同じ「カシア」でもスウェーデンで売られているほうが、香りがやさしい感じです。

そして、もうひとつ欠かせないスパイスが「カルダモン」です。
スウェーデンやフィンランドのシナモンロールの最大の特徴は、生地にカルダモンが練りこまれているところ。特にスウェーデンにおいて、カルダモンはとても重要で、シナモンロールに限らず、ほとんどの菓子パンにカルダモンが入っているそうです。

日本で販売されているのは「ホール」か「パウダー」ですが、スウェーデンでは殻(ホール)から取り出した「種」のみのものも売っているそうです。これは便利! 殻を破る手間が省けるし、パウダーよりも種を軽くひいたカルダモンを生地に混ぜるほうが、断然香りが際立ちます。

大勢で食べるときにおすすめの「カネールレングド/Kanellängd」

さて、今回のワークショップで見瀬さんにデモンストレーションで作っていただいたのは「カネールレングド/Kanellängd」。好きな大きさで好きな数にカットできるので、パーティーなど大勢で食べるときにおすすめの成形です。

とてもきれいに、おいしく焼きあがりました^^

そして、みなさんには小さなシナモンロールをたくさん作っていただきました。サイズも形も、さまざまなシナモンロールの完成!